ヒノキの村長
二名良日さんのリース作りのワークショップに参加した
二名良日・関西アウトドアーズスクール公式ウェブサイト Yoshihi Futana Official Website
探検植物作家の二名さんはもう半世紀もリースを作り続けているらしい
「なんで作っているのか分からん」といってひたすら色んな種類のリースを作っている
僕 :「この輪っかのカタチに行きつくまでに他にも色々なもの作ってみたんですか?」
二名さん :「最初から輪っかです」「僕にとってはご神体みたいなもの」
聞くと 人とのコミュニケーションは苦手て植物ばかりを相手にしてきたらしい
時々挟む二名さんのおやじギャクに 僕はなぜだか植物のような力強さや
自分と同じニオイをかんじた(僕はおやじギャクは言わないけど)
親しみを込めて二名のおっちゃんと呼びたくなる
その日のワークショップではヒノキの輪っかをこしらえた
作り始めたらもう黙々としゃべることなく夢中になる
そのワークショップ前に 鼻の奥で感じていた風邪のひき始めのような熱が
2時間夢中でヒノキの輪っかを作っていたら何処かに行っていた
できた輪っかをみてみると 二名のおっちゃんが何でか分からんが輪っかを作り続けている理由が少し分かった気がした
今は家に飾られたその輪っかは昔からそこにあったように徐々に風化していき
部屋を見守っているムラオサのような存在感を漂わせている