はじめての自然農のお米作り:苗代
はじめての自然農のお米作りは苗作りから
籾は昨年ゆうきと一緒に作った田んぼで収穫した籾を使う
自分たちが一から作ったお米で苗を作ってみる
これまでの僕の畑は春夏に種を直播きすると直に虫に食われる虫のための畑になっていた
お米作りはそれを避けたいので川口さんから習ったことを教えてくれる絹子さんとゆうきの情報と川口さんの本から学んで苗代をしっかり作ってみる
- 作者: 川口由一
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
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お米作りは「苗半作」と言われる程 苗作りが大切らしい
まずは種籾が使えるかどうかを水に浸ける調べる「水選」という作業
水に浮かばせてみると籾が結構浮いてくる
昨年も無農薬でお米を作ったせいか種として使えない籾が結構ある
その籾を乾かす間 苗床の整備をする
春の野草で生い茂った田んぼの一角だけの表土を削って籾を蒔く準備をする
普通の田んぼでは田起こしや代掻きという作業をして田んぼの土を引っくり返すが 自然農ではそういった作業が全くない
お手伝いに来てくれた絹子さんとせっせと表土を削っていると近所の人が珍しそうに声をかけてくれる
こんなやり方でお米を作る人は周りにいないので興味津々みたいだ
僕も分からないけど絹子さんは「見てて下さいね〜」と楽しそうに返事をする
表土を削った田んぼに水選した籾をひらひらと蒔く
密になっていると稲の生育が悪いから蒔いた後に間隔が密になりすぎていないかを確認する
自然農は一見手を抜いているようだけど 手を抜いているのではなくいかに生命が元気よく生きるかということを追求している農業
効率だけ考えてぬくぬくとして育てることが生命を豊かにするわけではないようだ
かといって厳しくするだけでなくしっかり必要な栄養も与える
人がどう生きるかということも農作業一つひとつからヒントをいただいているようだ
籾を蒔いた後は上にその籾の稲を刻んだものと その田んぼに生えていた春の草を上からかける
鳥達に食べてしまわれないように
丁寧に作った苗床はまるでお花畑のようだ
さて1ヶ月後しっかり芽が出てくれるかなぁ