春の野草サラダ:ハコベ、たんぽぽ
裏の山を越えれば隣の県
僕が住んでいるのは県境にある小さな集落だ
家の前を通るのは 少し離れたご近所さんの4軒だけという本当に静かな場所
家は借家だが 都会と比べると信じられないくらいの値段で 畑付き
そんな畑は少し傾斜しているが 周りのスモモやブルーベリーの木に囲まれて 日当りもよく 恵まれた環境の場所を使わせてもらっている
家の周りは幸い無農薬で栽培されているものばかりなので 放し飼いの猫達も時々 美味しそうに雑草を食べている
猫達が食べてるから 人も食べられるんじゃないかと色々調べてみると 想像以上に雑草は食べられることが分かった
山菜などは山に採りにいくことはあるけど 雑草はまだ開拓してないので 今後少しずつ開拓してみたい
子どもの頃は遊びながら色んな葉っぱを食べていた
当然何も調べず 食べられると思っていなかったから 好奇心で食べていた
その味を思い出すと どれも苦かったり えぐかったりと けしていい思い出ではない
今家の周りにある野草を見てみると
それぞれ 地球から自然に生えてきたものをその場で生で食べてみた
ハコベは ワサワサしていて あまり味に特徴がない
美味しいのかと言われると 美味しくない
タンポポは切ったそばから白い液体が出て いかにもエキスが強そう
食べると苦い
子どものころ食べた雑草はタンポポもあっただろう
子どもには受け入れられない味だが 色んな味覚経験を経て食べてきたからか 想像してみると
湯通しすればいけるかも
揚げれば美味しいかもとか
思えてきた
経験とは暮らしを豊かにするなぁと 我ながら感心する
ということで 春の野草でサラダを作ってみた
【春の野草サラダ】
■材料
サラダの中身
●ハコベ:食べたいだけ最初は少量をオススメ
●たんぽぽ:苦みが強いので少量
●名前が分からないが、ルッコラみたいな味のした野草:適量
●お好きなサラダ菜など:適量
●トマト:プチトマト5つ
●バジル(もしくはバジルペースト):一つまみ(ペーストは大さじ1)
●レーズン:適量
●ドライバナナ:適量
●紫蕪の酢漬け(なければニンジン):適量
ソースの材料
○オリーブオイル:大さじ2
○バルサミコ酢:大さじ2
○メープルシロップ(なければ砂糖):大さじ2
○塩:ひとつまみ
○黒こしょう:3振りくらい
○あれば柚かレモンの皮をみじん切りしたもの(無農薬がよい)
■作り方
1:○のソースの材料を全て混ぜ合わせる 生バジルでなく バジルペーストの場合こちらも一緒に混ぜておく
2:紫蕪の酢漬けかニンジンを千切りにする
(生のニンジンは塩を少々ふり揉んで10分程置いておくとアクセントになってよい)
3:トマトは食べたい大きさにカットする
4:タンポポは葉と茎に分ける 茎は3センチくらいに切りる 先に茎をお湯の中にいれ その後葉をさっと湯通しして エグミをとる
5:ハコベは水洗いし 先の5センチくらいを使う。茎の下の方は繊維質が強くなり食べにくい
6:●サラダの中身全てと 1の○ソースの材料を混ぜ合わせる
7:最後に柚かレモンの千切りを上から散らしてできあがり
口の中が春の色々な味が広がる
それぞれエグミがあったり 苦みがあったりする野草も一緒に食べると不思議といい調和がとれるので不思議だ
我が家のサラダは豊かだ
地球さん今日もありがとう