よくみる

よくみることを よーくみると よくみえる

ヒノキの村長

二名良日さんのリース作りのワークショップに参加した

二名良日・関西アウトドアーズスクール公式ウェブサイト Yoshihi Futana Official Website



探検植物作家の二名さんはもう半世紀もリースを作り続けているらしい

「なんで作っているのか分からん」といってひたすら色んな種類のリースを作っている

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僕    :「この輪っかのカタチに行きつくまでに他にも色々なもの作ってみたんですか?」
二名さん :「最初から輪っかです」「僕にとってはご神体みたいなもの」

聞くと 人とのコミュニケーションは苦手て植物ばかりを相手にしてきたらしい

時々挟む二名さんのおやじギャクに 僕はなぜだか植物のような力強さや
自分と同じニオイをかんじた(僕はおやじギャクは言わないけど)

親しみを込めて二名のおっちゃんと呼びたくなる

その日のワークショップではヒノキの輪っかをこしらえた

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作り始めたらもう黙々としゃべることなく夢中になる

そのワークショップ前に 鼻の奥で感じていた風邪のひき始めのような熱が
2時間夢中でヒノキの輪っかを作っていたら何処かに行っていた

できた輪っかをみてみると 二名のおっちゃんが何でか分からんが輪っかを作り続けている理由が少し分かった気がした

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今は家に飾られたその輪っかは昔からそこにあったように徐々に風化していき
部屋を見守っているムラオサのような存在感を漂わせている

はじめての自然農のお米作り:苗代

はじめての自然農のお米作りは苗作りから

籾は昨年ゆうきと一緒に作った田んぼで収穫した籾を使う
自分たちが一から作ったお米で苗を作ってみる

これまでの僕の畑は春夏に種を直播きすると直に虫に食われる虫のための畑になっていた

お米作りはそれを避けたいので川口さんから習ったことを教えてくれる絹子さんとゆうきの情報と川口さんの本から学んで苗代をしっかり作ってみる

はじめての自然農で野菜づくり

はじめての自然農で野菜づくり

お米作りは「苗半作」と言われる程 苗作りが大切らしい

まずは種籾が使えるかどうかを水に浸ける調べる「水選」という作業

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水に浮かばせてみると籾が結構浮いてくる

昨年も無農薬でお米を作ったせいか種として使えない籾が結構ある

その籾を乾かす間 苗床の整備をする

春の野草で生い茂った田んぼの一角だけの表土を削って籾を蒔く準備をする

普通の田んぼでは田起こしや代掻きという作業をして田んぼの土を引っくり返すが 自然農ではそういった作業が全くない

お手伝いに来てくれた絹子さんとせっせと表土を削っていると近所の人が珍しそうに声をかけてくれる

こんなやり方でお米を作る人は周りにいないので興味津々みたいだ
僕も分からないけど絹子さんは「見てて下さいね〜」と楽しそうに返事をする

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表土を削った田んぼに水選した籾をひらひらと蒔く
密になっていると稲の生育が悪いから蒔いた後に間隔が密になりすぎていないかを確認する
自然農は一見手を抜いているようだけど 手を抜いているのではなくいかに生命が元気よく生きるかということを追求している農業
効率だけ考えてぬくぬくとして育てることが生命を豊かにするわけではないようだ
かといって厳しくするだけでなくしっかり必要な栄養も与える

人がどう生きるかということも農作業一つひとつからヒントをいただいているようだ

籾を蒔いた後は上にその籾の稲を刻んだものと その田んぼに生えていた春の草を上からかける
鳥達に食べてしまわれないように

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丁寧に作った苗床はまるでお花畑のようだ

さて1ヶ月後しっかり芽が出てくれるかなぁ

はじめての自然農のお米作り:挑戦

これまで農業とも言えないような家庭菜園しかしてないけど 今年は自然農で田んぼをしてみることにした

以前は お米作りは農家さんのお仕事と敷居が高いと思っていたけど 田舎で生活してみると 周りの仲間が色々挑戦していているのを 横目でみながら 手伝いばかりをしてきた

気づけばお米の手伝い歴だけは長くなったが 手伝うのも 田植えと稲刈りの時がほとんどでお米作りの全体像はあまり見てなかった
これまでお米を作るのは管理も大変だろうと思っていて 畑は少しやるけど田んぼは手を出してこなかった
でも 去年お手伝いした場所はほとんど草引きもせずお米もしっかり採れて
これなら出来るかもと思いよいよ手探りでお米を作ることにした

農家さんみたいに売るわけでもないし どうせ作るなら 面白い方がいいということで 自然農で田んぼを作ってみる

当然自然農だと生態系は豊だが 虫も来るし周りでお米を作っている人達からは嫌がられるかなぁと思ったが 周りも自宅で食べる分だけ作る家庭が多く思いのほかスムーズに自然農でお米を作れることになった

自然農のやり方も自分たちだけの経験ではやはり不安もあったけど ご近所の絹子さんが昔 自然農で田んぼをやっていたというのでお話を聞いてみた

絹子さんはもう70歳近いけど感覚的には僕の周りにいる若い人よりも僕と好きなものが共通することが多い
年の離れたお友達として仲良くさせてもらっている

しかも絹子さんは何十年も色々な趣味の実践をしてたりするので絹子さんとお話をするのは毎回楽しみだ

見た目は農業というかんじではない絹子さんがお米作りに興味を持ったのは川口由一さんという自然農を実践されている農家さんを知ってからだそうだ
川口さんは長年自然農で田畑を耕作している自然農のプロフェッショナルだ

はじめての自然農で野菜づくり

はじめての自然農で野菜づくり


川口さんの自然農は単に農業という枠ではなくいのちの営みを大切にする生き方の実践として行きついているようだった
絹子さんはそんな川口さんの生き方に共感し 年に何回か何百キロも離れた川口さんの自然農教室に行っていたそうだ

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今年の冬にゆうきが参加した現在も続けている川口さんの勉強会
仙人のような人だ

その絹子さんが呼びかけて この地域でも何十年か前に自然農の勉強会やみんなで自然農で田んぼを作っていたそうだ

ちなみに川口さんのいう自然農の定義とは
1耕さない
2肥料・農薬を用いない
3草や虫を敵としない
だそうだ

周りで農薬、肥料を使っていた田んぼばかりだった頃 周りの人はそんなんじゃできないと言っていたけど みんな興味津々で見に来ていたらしい
素人ばかりが集って作っていたその田んぼは他の稲が台風で倒れても倒れない立派な稲が育ったそうだ

そのお話を聞いてから俄然やる気が出てやってみることにした
ド素人が自然農の田んぼが出来たら周りの若い人達も挑戦しやすくなるだろう

僕も農業は自分で作ったものを食べる楽しみもあるけど少し自分でやってみると生き方と一緒だなぁと感じることがある
だから生き方の実験 自然と共に作る創造を楽しめる自然農をやってみたい

畑もそんなかんじでやるけどなかなか収穫まで行きつかない

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田んぼは3畝くらいの小さな田んぼだけど 機械も使わない手植えで少人数でやるのでそれなりに大変だ
まぁ 肩肘張らず気軽に悪戦苦闘しながらやってみよう

ブログをする理由

先に書いた 行動 について
書きたいことが出てきたので もう少しツラツラと書いてみる
yokumiru.hatenablog.com


僕は時々 何処からかやってくるエネルギーや情報をキャッチすることがある

でも その入ってきたものを出すことは苦手だ

という習性に従って そのまま出さずに 入ってくるだけをしていると入ってくることがドンドン鈍ってくる

よく考えたら 自然の法則ってそういう仕組みでできている

食べてるだけだと循環しない
適度に運動や排便して出すからこそ 新しいものが更に入る余白ができる

食べるのがいくら得意な人でも 食べてばかりだと新しいものを食べることはできない
それと同じことが意識や情報でも起こる

入ったことを 出さないと 新しいことは得ることができない

循環は自然の摂理、宇宙の法則なんだろう

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僕がブログもこの循環の流れに乗せるという目的がある

「与えるものが得られるもの」というのが宇宙の法則の一つとしてあるようだ

自分が得られた最新・最高の知恵は与えつづけるからこそ 最新・最高の知恵が与えられ続ける


仕事でもそれができることもあるが
会社や人間関係のしがらみの中では100%の知恵を出せないことが多い

100%の自分で会社の中で存在していないからなんだけど
それが 僕にとってはなかなか難しい

自分を100%何処でも生きている人はすごいなぁと思う

僕のようにそれが何処でもはできないひとなら ブログを続けるといいかもしれない
ブログでは 今のところなんのしがらみもなく ただ入ってきたものを100%の自分で表現出来る

もしかしたら このブログを読んでいたら時々わけの分からないことも書くかもしれない
僕にとってはブログは出来るだけ100%に近い状態で表現することにこそ意味があるので
僕が頭で理解していないことも時には出す必要があると思う

時々自分でも分からないことが降りてくることがあって 後でな〜るほど!と理解出来ることがある
現実の中ではなかなかそんなホヤホヤのわけの分からないものを出すのはビビって出せないことも多いけど
ここでは実験的に出してみても面白いかもなぁと思っている
それって どんな文章になんだろう
文章じゃないのかな
文字なのか
表現出来るのか

そんなかんじで表現したいものを感覚的に表現出来るようになったらこのブログは僕にとっては大成功