よくみる

よくみることを よーくみると よくみえる

現実創造のレシピ〜状況を求めず 状態になる〜

最近はこれから人生を転換したい人の相談をよく聴く

彼らの大きな悩みは
・現状の不安
・自分のやりたいことの見つけ方
・望む未来の切り開き方

ということが多い

都会から田舎への移住を検討してる
電車の車掌さんをしているAさん

彼との対話からみえてくること



【AI化が進む社会で自分の居場所がなくなる不安】

Aさんは来た初日に今の悩みと将来の展望を教えてくれた

Aさんの持っている不安はこんなこと
・AI導入の流れに鉄道業界が動いていて人の居場所がどんどんなくなっている
・人はAIに変わるまでのほんの数年の転換期のための駒でしかない 
 コロナ以降 それがより加速しているのを感じている

自分が本当にしたいことに対してもっと真剣に取り組まなければ
そういう想いが強くなって僕たちのところへ来てくれた

僕の住む田舎ではAIをそれほど意識して生活することはまだ少ない
せいぜいWEBの中やスマホを通してというくらいだが

都会の新しい仕組みの中では暮らしそのものが大きく変化しているのだろう
きっと同じような悩みを持っている人が今たくさんいるのかもしれない

たぶんこれから飛躍的に増えてきて
Aさんが持っているような悩みは
これから全世界で当たり前のように現れてくる


【夢のコアに触れる】

Aさんはそんな不安と夢を持ってプログラムに参加してくれた

Aさんんが不安を越えて夢に向かって進めるようにサポートできたらなぁと
話を聴きながら一緒に日々過ごしている

Aさんは旅が好きだ
ここに来る前のAさんの将来のヴィジョンは
色々な場所を転々とすることで仕事ができないか
ということを漠然と考えていたそうだ

そういう友達もいるみたいで
Aさんは「ワーケーション」(ワークとバケーションを一緒にした造語らしい)
という言葉を使っていた

・旅をしながら仕事をする(ワーケーション)のか
・これまでのように何処かに拠点を持ってプライベートで色々な場所を訪れる方がいいのか
という生き方の選択で悩んでいた
でもどちらが自分がやりたいのかピンと来ていない様子だった

そんなAさんが一番達成したいことは旅先のガンジス川で感じた
「死ぬ前にガンジス川の畔にいること」らしい

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Aさんの話を聞きながら
本当にそれが夢なのかな?という疑問が浮かんだ

本当にそれが夢なら今やることは田舎へ来るのことではなくインドでも生活できる準備に向かっているはず
少し夢にピンぼけがあるように感じた

「Aさんの夢にはもっと魂から求めていることがありそうだけど まだそれに気づいていないのでは?」と尋ねた

Aさんに夢の根っこにある魂から求めているものを探ってもらった


Aさんが自分と向き合って発見したことは
・地域や人とのつながり
・色々な個性が集るコミュニティ
・自由や解放感

ということだった

旅やガンジス川で経験したことからAさんが求めていたことは
実はその場所や特定の状況とはあまり関係のないことだった

拠点を持って地域と繋がり あるコミュニティを体感している僕の視点からは
旅ばかりしている暮らしをしていたら関わる場所は多くなるかもしれないが
むしろコミュニティや地域や人との繋がりは深くならないように感じる

何よりそれを実現する為にガンジス川でなくてもいいはずだ

旅先のガンジス川でAさんが感じたものは
自由と解放 あらゆるものの繋がっているというアイコンだった

その印象からガンジス川に執着し過ぎると
本当に自分が求めていることから離れることがある

Aさんの魂が求めていることはもしかしたら
今の自分では想像もできないような現実の中で経験出来ることかもしれない


【具体的な状況をイメージをする前にその状態になる】

自分の経験上
現実を創造するプロセスには実現しやすいコツがある

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まずは
「なりたい自分になる状態を体感すること」

Aさんの場合には

・地域や人とのつながり
・コミュニティ
・自由や解放感
の状態を体感すること
それが一番大切な魂が求めているコアのはず

ガンジス川で死ぬ状況や旅をしている状況
はあくまでコアの周りの装飾にすぎない

状況だけ求めていたら
肝心なコアがないままガンジス川で死んでしまうことになりかねない

コアがブレない状態を体感できるならば
「その状態に近い現実やヴィジョンをキャッチできるようになる」

コアを常に感じていれば
それだけコアに対しての感度が敏感になる
その中で浮かんでくるアイデアや現実が現れた時
その感度が敏感になっていれば見逃すことはなくなる

そのポイントが意識が物理的な現実に作用する接点だ

後は
「そのアイデアや現実を一歩一歩理想の状態に近づける」

そのプロセスを着実に歩めば最終的に
旅をしていようがしていまいが 
ガンジス川で死のうが死ぬまいが

「自分が求めている夢のコアには必ず近づいている」

殆どの場合 自分が思っているより更に大きく深くなる

なぜなら直感から降りてくるアイデアは思考を遥かに超えるものだから

順番をすっ飛ばして
状況だけを求め過ぎると
インドに行って後悔することにもなりかねない

僕の場合は
「自分の経験を伝えて 僕と関わる人が幸せになっていく」
というコアの状態を感じ続けている
そうすると不思議と向こうからその体感に近い現実がやってくる

その結果 前の記事
yokumiru.hatenablog.com
のように


自分が何屋か分からないが
不思議と向こうからその状態を体感する現実がドンピシャで現れ続けている

これは一人ひとりが自分の経験で証明するしかできない

だけど僕はこの創造のレシピがお気に入りだ