よくみる

よくみることを よーくみると よくみえる

色めがね

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色めがね


ついついひとは色めがねで世界をみてしまう

ぼくも色めがねでよくモノをみている

なんで色めがねでモノをみるんだろう

自分を守りたいから かっこよく見せたいから ひとからよく見られたいから

でも 自分の内側をよくみてみると 「恐れ」がある

「恐れ」は自分で作っている幻想

だから 生まれたての赤ちゃんには「恐れ」が限りなく少ない

あの赤ちゃんの目が色めがねを付けていない状態だとすると
色めがねなしでは世の中生きていけないのではないかと思ってしまう

だから ひとは学び 年齢を重ねると色めがねをそうちゃくする人が増える

色々なフィルターを通して世の中を見るようになる

だけど 時々大人でも色めがねを付けてない人に出くわすことがある

その人たちの中にも2通りの人がいる

あるひと達は 赤ちゃんのような状態で世の中に出てしまっているひと

見ているこちらが恐くなるような無防備さで歩いているからこちらがヒヤヒヤする

そのヒヤヒヤはこちらがその色めがねを付けているサイン

当人は色めがねを付けていないから少なくとも「恐れ」は感じていない

でも そんなひと達は よく人生の壁にぶち当たっている

色めがねを付けているひとは「そうなると思ってたよ」と言う

そんなひとは壁にブチ当たって 怪我したりするけど 他のひと達からは人気者

その人が無防備だから 自分もそのひとの前では無防備になれるから

ぼくも そんなひと達は大好きだ


別の種類の色めがねを付けていないひと達は 色めがねを装着していたけど 色めがねを再び外しているひと

そんなひと達はとても強い

自分の弱さも知っていて それでも 色めがねを外して登場する

そんなひと達と向かい合うと 自分が色めがねを付けていることに直ぐに気づく

そして このひとの前で色めがねは付けないでいようと思う

そんなひと達は 色めがねを取っているひとと出逢ったから 色めがねを取ったのかな

僕もそうありたい

できるだけ ものごとをあるがままにみようと試みる

ときどき いたい想いもするけど 大切なこと

赤ちゃんは生まれたては神さまのようだ

この状態でまた帰っておいでと言われて 生まれてくる

色めがねを外すのは 簡単なようで 色んな経験を経て 辿り着くのかな